


カーニバルといえばリオの裸に近いオネーサン達が踊るサンバやベニスの仮装装束のパレードなどがお馴染みですが、欧州のカーニバルといえばニースのカーニバルが山車の大きさ・規模などで私としては一番に挙げたい。
ここのカーニバルは土日に来ると、メーンストリートで練り歩く山車が面白い。特に土曜のパレードは山車の上から投げられる花合戦がユニーク。冬でも南仏にはこれほどの花があるのだとばかりに投げてくる。流石は花を使っての香水産業の本場を感じさせるパレードである。勿論日曜の山車のパレードはその規模の大きさと種類の多さで十分楽しめる。
カーニバルとはCarne Valeというラテン語から来ている「肉よさらば」という宗教用語である。キリストが磔になった40日前から断食し、派手な事を、或いは華美な食事を慎むという週間があったが、その前に思い切って肉を食べ、酒を飲んで来たる40日の断食に備えようという宗教行事である。
ただ別の説もある。ゲルマン人達の祭りの中で春を迎える祭りがあったが、それをキリスト教を広める宣教師達が自分達の祭りに取り入れたという説である。
冬のヨーロッパをと考えている人は旅行会社のパンフにカーニバルが入っているツアーを選べば入場券込みで売っているので是非トライして欲しい。






